年齢による赤ちゃんのミルク量
多くの場合、生まれてから離乳食を食べ始めても生後1年ほどまではミルクを飲みます。
その際、ミルクの量を適正な量にしないと赤ちゃんの生育に影響が出てきてしまいますから注意が必要です。
もちろん赤ちゃんによってミルクを飲む量は違いがあります。
食が細い子はなかなか飲まないこともありますし、逆に消化の良い子はよく飲むということもあるので平均通りが正しいわけではないです。
しかし、ある程度の目安を知っておくと赤ちゃんのミルクの過不足も気付きやすいですし、対処法を考えやすくなります。
年齢別の赤ちゃんのミルク量の違い
まず、赤ちゃんへのミルク量を判断する場合にはミルク育児と母乳育児の違いを確認することが大切です。
両者によって量が変わってきます。
もちろん混合育児も可能です。
お母さんの体調が悪いときや母乳の出が悪い時にはミルクを追加することもできます。
その都度ミルク量の確認をしながら対応が可能です。
母乳育児の場合
母乳育児の場合には母乳量を明確に軽量することが難しいですし、厳密に料を気にする必要ありません。
新生児の場合には一日あたり6回から8回を目安に赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませるようにしていきます。
新生児期は定期的に授乳をして8回になるようにして行きますが、赤ちゃんが欲しがる場合には足すことも可能です。
足りない分はミルクで補ってもよいですが、完全母乳をしたい場合には冷凍母乳を哺乳瓶で補うこともできます。
生後2か月以降になると赤ちゃんも母乳が良く飲めるようになるので母乳リズムが出来上がりやすいです。
リズムができれば毎日6回から8回を目安に行っていきます。
ミルク育児の場合
ミルク育児の場合にはミルクの量を調整していく必要があります。
新生児期には一回当たりの授乳量を100~120ml前後で8回の授乳が目安です。
生後2か月にはミルクの量も増えて一回当たり140~160mlで授乳回数は飲む量に応じて6回から8回にしていきます。
3か月以降はさらにミルクの量が増え160~200mlで一日4回から5回、トータルでの目安量は800~1000mlです。
新生児期はとても成長する時期
新生児期の赤ちゃんは1ヶ月でとても大きく成長します。
そのため毎日の授乳量も変化するものです。
毎日体重が増えていきますから毎日のミルク量を参考にしつつも調整することが必要です。
毎日おしっこが5回から6回以上出ていることを確認し、あまりにも体重が増えすぎていれば母乳を減らすことも考えていきます。
昔は新生児が泣いているとミルクを欲しがっているので飲ませるべきといわれていましたが、今は適量を守るので良いという考えが主流です。