保育園に通っていない子たちは幼稚園に通うことが初めて母親と離れて長時間過ごす経験となります。そのためできるだけ子供にあった幼稚園を選びたいと思うものです。

幼稚園選びのコツ

幼稚園に通う前の不安

特に近年ではママ友トラブルや幼稚園トラブルといったこともよく見かけます。
できるだけ安心して子供の過ごせる環境を作るためにも幼稚園選びは慎重に行う必要があります。
しっかりと幼稚園選びをすることで幼稚園入園前の不安も解消することに効果的です。

とても参考になる入園説明会

幼稚園選びのチェックポイントとして、まずは幼稚園で行われる入園説明会です。
それぞれの幼稚園の先生から直接幼稚園での活動内容を聞くことができるので参考になります。
どういった教育方針をしているのか、特色としてどういったものがあるのかということを確認するためにもいくつかの幼稚園を訪れて比較検討することが望ましいです。

最近では近所の人から話を聞いたり口コミを知ることができたりすることもあります。
しかし、口コミは参考になる反面人の価値観が大きく反映されるものなのでうのみにするのは危険です。
例えばクレーマー気質の人が書いた口コミを信じて、本当はいい園なのに、対応が悪い園だと勘違いしてしまう可能性があります。
また本当はいい園だと思っているママ達が、その場の雰囲気に流されて園の悪口を言ってしまうこともあります。
あくまでも参考程度にとどめ、入園説明会での話を聞いたうえで判断することが大切になってきます。

入園説明会で確認するポイント

入園説明会ではせっかく幼稚園の施設内を見学できるチャンスです。
ただ資料をもらったり園長先生の話を聞いたりするだけでなくしっかりと施設内を見学する必要があります。
資料で書かれていることや先生の話の内容が本当に実践されているか確認することができ、幼稚園選びの決め手となることも多いです。

施設の中は方針通りの施設環境が整っているかを確認することができます。
遊具はきれいな状態か、おもちゃはどういったものをそろえているか、トイレや職員室といったあまり人目に付かない場所もきちんと清掃が行き届いているか、といったことを確認しておくと教育方針や先生たちの熱心さが伺いやすいポイントです。
特にトイレが自宅のトイレと同じタイプか、違うタイプか確認しておくといいでしょう。
自宅のトイレにウォシュレットが付いていたり、自動で流れるトイレだった場合、違うタイプのトイレで用を足したがらない子に育つ可能性があります。
幼稚園である程度慣れることができれば、小学校に上がった時に苦労しないでしょう。

先生たちの様子も確認しておくと幼稚園の雰囲気や教育方針の実戦内容を確認することができます。
若い先生が多すぎたり、先生の入れ替わりが激しかったりするところは不安です。
もちろんベテランの先生ばかりの保育園がよくて、新任の先生が不安というわけではなく、先生達にとって長く働ける職場なのか確認するのです。

あくまでも先生たちの働きやすい環境が整っているか、人間関係は円滑かということの参考として確認をします。
様子を見ただけでは働きやすい環境か分からない、という場合は事前に求人情報をチェックしておくのもおすすめです。
近隣の他の園や他県の園と比べて給料が安いかどうか、休日や残業はどうか、手当はどうか、という所を確認してみましょう。

待遇がいい幼稚園ほど、先生の入れ替わりが少なく、教育にも熱心です。
逆に給料が低く残業が多い幼稚園は、先生に余裕が無く、子供一人ひとりに十分対応できない可能性が高いです。

幼稚園の先生は比較的若い先生が多いですが、若い先生と年配の先生はそれぞれ得意分野が違います。
若い先生は教育に対する熱意が高いことが多いですし、学校で学んだ最新の幼稚園教育を実践してもらえます。
何よりも子供たちは若い先生が大好きです。
逆に年配の先生は急なトラブルにも落ち着いて対処できますし、教科書では学べないような経験が蓄積されていますので、何人かいると安心です。
先生たちとの連携の様子や保護者への対応などといったものを確認して子供たちを預けたいかどうか判断をしていきましょう。